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パルサー(セルフレジJPの運営会社)が日経新聞の記事になりました

弊社、パルサー(セルフレジJPの運営会社)が2018年10月23日発売の日本経済新聞様で紹介されました。
弊社、パルサー(券売機JP)が2018年10月23日発売の日本経済新聞様で紹介されました。 以下に日本経済新聞様の記事を紹介します。 【ボタン彩り、視覚に訴え「写真付きの食券販売機」】 「東北技あり企業 パルサー」 食券販売機の卸売りを主力とするパルサー(仙台市)は料理の写真をボタン部分に乗せた券売機を販売している。今ではラーメン店などを中心に広がっているが、同社が業界でいち早く手掛けたという。ボタンの見た目や配列は店の売れ行きに大きく影響するため、引き合いは強い。 【飲料用も扱う】 阿部章社長が父親の跡を継いで就任したのは2008年。当時はリーマン・ショック直後で、券売機メーカーの撤退など同社の経営を取り巻く環境は厳しかった。阿部社長は「自販機メーカーの直販も多くなり苦しかった」と振り返る。 ラーメン店など飲食店向けの券売機販売と券売機のメンテナンスを中心に、飲料自販機も扱う。 卸業者として券売機そのものを改変する事はなかったが、単に商品をメーカーから仕入れて飲食店に売るだけでは成長に限界があった。 そこで10年に写真付きの券売機を発売した。メーカーの券売機を独自に改造。 ロゴやデザインを組み合わせてボタン部分を彩り、利用者の視覚に訴える仕様にした。 すると顧客から「こういう券売機がほしかった」という声が相次いだ。 写真付き券売機を発案したきっかけは、仙台市内のパン屋を訪れた時、天候や時間帯によってパンの陳列位置が変わっていることに気づいたことだ。 店主に聞くと「売れ行きが変わるから」。券売機にも応用できると考え、制作に取りかかった。 店の看板メニューや単価の高い商品のボタンを客の目に届きやすい最上列に写真付きで配置すると、売れ行きが伸びた。 仙台市内のラーメン店では、写真付き券売機の導入後に一杯あたりの単価が50円あがり、月の売上高が15万円増えたケースもあった。 阿部社長は「商品が売れる時間帯や数量などの購買データを分析してボタンの配列を考えることは、そのままマーケティングにつながる」と強調する。 券売機の価格は標準タイプが180万円で、机上に置く小型タイプは約60万円。電子マネー機能付きだと約300万円になる。 いずれも7万円の追加料金で写真を組み合わせることができる。 【営業網を強化】 同社は現在、レンタルを含め約600店に券売機を導入しており、ほとんどが写真付きだ。ラーメン店が半分を占める。ネット検索を通して顧客が問い合わせてくるケースがほとんどだという。月に80件ほどの問い合わせがあり、販売につながるのは約10件。東北だけではなく、関東圏の顧客も増えているという。同社は2019年度に東京支店を出す計画。都内はラーメン店の入れ替えが激しく新規出店も多いため、採算性があると判断。今後も営業網を強化する予定だ。「人手不足が進む中、省力化投資として券売機のニーズは増える」と阿部社長。売り上げは今期、初めて2億円を突破する見込みだ。 利益率向上や経費削減のため、卸売業者を通さない経営が広がっている。卸売りなどの中間業者は、今までの枠にとらわれない発想が必要になる。 生き残りをかけたパルサーのビジネスモデルは堅調に身を結んでいる。(仙台支局 田村匠 様) 【日本経済新聞電子版】券売機卸のパルサー、写真付きで躍進 ボタン彩り視覚に訴え