セルフレジの種類や特徴、おすすめメーカー9社を紹介

セルフレジ導入を考えているけれど、どの種類が自店に適しているのか、またどのメーカーを選ぶべきか悩んでいませんか。

この記事では、セルフレジの種類別のメリット・デメリットと、信頼できるおすすめメーカーをわかりやすく解説しています。

ぜひ最後までお読みください。

1. セルフレジの種類

1-1 フルセルフレジ

フルセルフレジとは、利用されるお客様が商品のスキャンから支払いまでの全ての手続きを自分で行うレジシステムです。
このシステムの導入の背景には、労働力不足や高齢化が進む中での業務効率化のニーズが高まっていることが挙げられます。

実際の実例として、大手アパレルショップや飲食店などでは、ピーク時の混雑緩和や24時間営業のサポートとしてフルセルフレジを導入し、顧客の待ち時間の短縮や労働コストの削減を実現しています。

フルセルフレジは現代の小売業の課題を解決するための有効な手段として、将来的にさらに普及が進むことが予想されます。

1-2 セミセルフレジ

セミセルフレジとは、商品のスキャンを店舗スタッフが行い、会計だけを顧客が自分で行うレジシステムです。

高齢者などの顧客が操作に不慣れである場合や、商品の多さからスキャンに手間取ってしまい、逆に会計が混雑してしまうことを避けるため、このような中間的なシステムが採用されています。

例として、ドラッグストアやスーパーなどでよく見られます。
これらの店舗では、セミセルフレジの導入により、顧客の待ち時間の短縮と効率的な業務運営が両立しています。

セミセルフレジは顧客の使いやすさと店舗の効率性を両立させるシステムとして、多くの店舗で取り入れられています。

2. セルフレジ種類別のメリットとデメリット

2-1. フルセルフレジのメリット・デメリット

フルセルフレジ		メリット	デメリット
		• レジ待ちの時間を減少させる • スタッフの人件費を削減可能 • 24時間営業時でもレジ業務が継続可能 • 効率的な店舗運営が可能	• 操作に不慣れな顧客には難しい • 商品のスキャンミスや不正が発生する可能性 • 障害時のサポートが必要 • 高額な初期投資が必要

以下は、デメリットに対する解決策です。

• 操作に不慣れな顧客には難しい：操作方法の説明動画・看板の設置、また初期段階でのスタッフのサポートを強化する。
• 商品のスキャンミスや不正が発生する可能性：監視カメラの増設や、重量センサーを導入して商品の盗難を防ぐ。
• 障害時のサポートが必要：導入するセルフレジのカスタマーサポートやシステムエラー等のトラブル発生時のマニュアルを確認する。
• 高額な初期投資が必要：リースなどを検討することで、初期コストを抑える。

このように、フルセルフレジのデメリットも適切な対策を取ることで、大きく軽減できます。

2-2. セミセルフレジのメリット・デメリット

セミセルフレジ		メリット	デメリット
		• レジ待ちの時間を短縮可能 • 顧客が自ら会計操作ができるための自由度が高い • 混雑時でもスムーズな会計が可能 • スタッフのサポートを受けつつ自主性も保持	• スキャン作業にスタッフが必要 • 顧客の操作ミスによるトラブルの可能性 • スタッフの教育項目が増える • 初期投資や維持コストがかかる

以下は、デメリットに対する解決策です。

• スキャン作業にスタッフが必要：より効率的なスキャン方法を採用することで、スタッフの作業効率を向上させる。
• 顧客の操作ミスによるトラブルの可能性：オペレーションの説明動画や看板を設置し、スタッフがサポートする時間帯を設ける。
• スタッフの教育項目が増える：教育マニュアルや、操作マニュアルを用意し教育に対する工数を削減。
• 初期投資や維持コストがかかる：リースなどの方法を検討することで、初期コストを抑える。

セミセルフレジも、適切な導入と運用により、多くのメリットを享受しつつ、デメリットを最小限に抑えることが可能です。

3. おすすめセルフレジメーカー一覧

現在、さまざまなメーカーがセルフレジを提供しており、その中から選ぶのは難しいかと思います。そこで、特に注目すべきおすすめのセルフレジメーカーを、それぞれの特色、説明とともに以下にまとめました。

紹介メーカー

①株式会社寺岡精工

②東芝テック株式会社

③NECソリューションイノベータ株式会社

④富士通フロンテック株式会社

⑤株式会社ビジコム

⑥株式会社スマレジ

⑦カシオ計算機株式会社

⑧株式会社TBグループ

⑨ズーメディカル

3-1. 株式会社寺岡精工

引用：株式会社寺岡精工

概要

寺岡精工のセルフレジシステムは、使いやすさを重視して設計されており、例えば「HappySelf (G3)」は見やすく使いやすい縦型液晶を採用しています​。
また、「Shop&Go」システムは、お客様がスマートフォンでバーコードをスキャニングし、専用のセルフ精算機で短時間（30秒）で会計できることから、レジ待ち時間を大幅に削減し、新しいお買い物体験を提供しています​。
寺岡精工のセルフレジは、キャッシュレス決済にも対応しています​。
これらのセルフレジシステムは、小売店だけでなく、医院、歯科、クリニックなどの医療機関でも利用されています​。

特徴

• セミセルフレジ、フルセルフレジ、セルフ精算機の3つの機能を搭載業界初のマルチセルフレジを販売

• 使いやすさを重視した設計

• さまざまな業種で利用されている

3-2. 東芝テック株式会社

引用：東芝テック株式会社

概要

東芝テックのセルフレジは、操作性を向上させる設計がされており、例えば「WILLPOS-Self SS-NEX」はキャッシュレスセルフレジで、読み取りエリアがワイドになる2つのスキャナを搭載しています​。
また、「売場移動型セルフレジ」はお客様が商品を選びながらその都度スマホでスキャンすることができ、時間短縮に寄与しています​。
飲食店向けセルフレジ「FScompass NS V4」は来店客自身が会計伝票にあるバーコードをセルフレジでスキャンして注文内容を呼出し、支払いをすることで会計を完了することができ、店員の不在時でもセルフ会計運用することで、レジ待ちストレスが軽減されます​。

特徴

• 操作性を向上させる設計

• 高い耐久性と安定した操作性

• 多くの実績

3-3. NECソリューションイノベータ株式会社

引用：NECソリューションイノベータ株式会社

概要

NECソリューションイノベータ株式会社は、情報技術のリーダーとしての実績と経験を活かしたセルフレジソリューションを提供しています。
同社のセルフレジは、先進的な技術を採用しており、使いやすさと迅速な取引を重視して設計されています。高度なセキュリティ機能も搭載しており、顧客情報の安全性を確保しています。
また、NECソリューションイノベータは、導入から運用、保守に至るまでのトータルサポートを提供し、店舗のニーズに応じたカスタマイズも可能です。信頼性と安定性を兼ね備えた同社のセルフレジは、多くの店舗での導入実績があります。

特徴

• 多岐にわたる業界での実績と先進的な技術

• 迅速な取引を重視した設計

• 導入から保守までトータルサポート

3-4. 富士通フロンテック株式会社

引用：富士通フロンテック株式会社

概要

富士通フロンテック株式会社は、富士通グループの一員として、最先端の技術と豊富な経験を持つ企業で、流通市場向けのPOSシステム（POSレジ）、セルフチェックアウトシステムを提供しています​。 富士通フロンテック株式会社は、セミセルフレジなど、さまざまな量販店チェーンの幅広いニーズに応えられるPOSシステムを提供しており、多様なニーズに応える柔軟性を持っています。

特徴

• 使いやすさを追求したセルフレジ

• 幅広いニーズに応えられるPOSシステム

3-5. 株式会社ビジコム

引用：株式会社ビジコム

概要

株式会社ビジコムは、情報通信技術を活用したさまざまなビジネスソリューションを提供する企業です。
その中でも、同社が展開するセルフレジは、シンプルかつ効率的な操作性を持つ製品として知られています。
ビジコムのセルフレジは、使い勝手の良さとスピーディな取引処理を強みとしており、これにより、顧客の待ち時間を大幅に削減することが可能です。

特徴

• 柔軟なカスタマイズが可能

• シンプルかつ効率的な操作性

• 使い勝手の良さとスピーディな取引処理

3-6. 株式会社スマレジ

引用：株式会社スマレジ

概要

株式会社スマレジは、クラウドベースのPOSレジとして知られる「スマレジ」を提供する企業です。
この「スマレジ」は、スマートデバイスを活用した新しい形のレジシステムとして、特に中小規模の店舗から大きな支持を受けています。スマレジのセルフレジは、直感的な操作性を持ち合わせており、初めての利用者でも簡単に取り扱うことができます。
クラウドベースであるため、場所を選ばずにリアルタイムでの売上分析や在庫管理も行うことが可能です。

特徴

• セミ・セルフモードを標準搭載

• シンプルかつ効率的な操作性

• 中小規模の店舗向け

3-7. カシオ計算機株式会社

引用：カシオ計算機株式会社

概要

カシオ計算機株式会社は、高品質な電子機器の製造と販売で長年の実績と信頼を築いている企業です。その中でも、セルフレジの分野においては、使いやすさと堅牢性を兼ね備えた製品を提供しています。
カシオのセルフレジは、直感的な操作画面と高速な処理速度を持ち合わせており、店舗スタッフからエンドユーザーまで、ストレスなく快適に使用できます。

特徴

• レジとスマートフォンを連携しての売上確認が可能

• 個人店や複数店舗の業務効率化に最適

• 直感的な操作画面と高速な処理速度

3-8. 株式会社TBグループ

引用：株式会社TBグループ

概要

株式会社TBグループのセルフレジ「Cash Hive」は、迅速でスムーズな会計処理をサポートします。
「Cash Hive」に組み込まれているシステム、Hiveアプリケーションはさまざまな業種・業態にあわせた柔軟なカスタマイズが可能です。
視覚的にわかりやすいユーザーインターフェースで、マルチ決済対応です。
初めてのユーザーでも容易に操作することができ、ユーザーのストレス軽減に寄与します。

特徴

• 迅速でスムーズな会計処理をサポート

• 柔軟なカスタマイズが可能

• わかりやすいユーザーインターフェース

3-9. ズーメディカル

引用：ズーメディカル

概要

ズーメディカルのセミセルフレジは、薬局向けに開発されたセルフチェックアウトシステムで、衛生的かつ効率的な会計作業を提供することを目的としています​​。
最新のアップデートでは新しい決済端末との連動が可能になり、専用の画面表示、音声ガイダンス、対面モニターを使用した決済手段の選択など、セミセルフレジとしての機能が強化されています​。
また、ズーメディカルのセミセルフレジはQRコード決済に対応しているため、薬局は更に効率的なサービスを提供できます​。
対面モニターで決済方法の選択やガイダンスの表示、音声での案内が提供されるため、機械が苦手な患者様でも安心して使用できます​。

特徴

• 医療機関向けに特化したセルフレジを提供

• 衛生的かつ効率的な会計作業を提供することを目的

• ガイダンスの表示、音声での案内

各メーカーはそれぞれの特色や強みを持っており、ニーズや予算に応じて最適なセルフレジを選択できます。

細かい仕様や価格などの詳細については、セルフレジJPへお問い合わせください。

4. まとめ：セルフレジの種類とその選び方

セルフレジの導入は、業務効率の向上や顧客の利便性の増進に大きく寄与します。

理由として、国内の多くの小売業者がセルフレジを導入し、顧客満足度の向上や業務効率化につながっています。

実例として、先ほどご紹介したメーカー、例えば東芝テック株式会社や株式会社寺岡精工などは、多くの店舗でその実績を持っています。

まとめとして、セルフレジの種類やメーカーの特徴を理解し、それぞれの店舗のニーズに合わせて選ぶことが大切です。

セルフレジの種類や選び方などにお悩みの際はセルフレジJPへお問い合わせください。